2023年4月6日
2019年5月~2023年3月の4年間
賛成多数で通った市民の陳情・請願は10のうちたった1つ!
こんにちは。
私が初めて白井市議として当選してからの4年間、市民が必死の想いで準備をして出した市政・国政に対して要望する陳情・請願は、10のうち、わずか1つしか通りませんでした。今回の日本共産党市議団ニュースは、この4年間に出された市民の陳情・請願に対する賛否の態度の一覧表をのせました。私も、作ってみて改めて市民軽視の市議が多いことに驚きました。ぜひご覧ください。
市議団ニュース裏(陳情賛否)23.4.5★完成版 ←こちらを押すと開けます
私が市議になる前、市民が出した陳情を審査する会議を傍聴したことがありました。
そこで怒りがわいたのは、その審査を任された委員であるにもかかわらず、説明を受けたたと、1つの質問もせず、反対の討論(理由の説明)もせず、陳情を不採択(否決)=却下する市議が複数いたことです。
採決のとき、賛成の議員は起立するのですが、その議員たちは反対なので着席したままです。つまり、審査の最初から最後まで、黙って座っているだけということです。その市議たちは、事前に配布された陳情の資料を読んでいるのかどうかすらわかりません。なぜ反対したのかもわかりません。
陳情・請願を完全に無視して反対する議員は、公明党や、白井令和という自民党系の会派などに複数います。
私が市議になる前も市議になったあとも、こういう態度をとっています。その他の議員も、議会最終日には全員で陳情・請願に対する採決をするのですが、賛成する人はともかく、反対する議員は、要望を出した市民にむけて、なぜ自分が反対するのか、何がだめだと考えているのか、説明する義務があると思います。しかし、何も言わずに反対する議員は複数います。たいていの場合、反対討論の内容も、私にとっては上げ足とりや屁理屈に等しい、納得できない理由がほとんどです。
「請願をこの時期に出すのは遅い」「国が決めることだから賛成できない」「内容には賛成だが、予算がかかるから反対」「国がやるべきことだから反対」「気持ちはよくわかりますが、ここが残念なので反対します」…
上から目線で、その議員が完全に満足するような100点満点の内容でなければ通らないという印象まで受けます。また、反対することをはじめから決めていて、反対理由を探したような理由も多いです。私は毎回怒りがわきます。この人たちは陳情・請願の「内容」を本当に審査して判断しているのか?しているのは粗探しと反対理由探しで、はじめから審査などしていないのではないかと。
では、もし賛成多数で「採択」となったら何ができるのか?
政府や白井市に市議会として意見書を出すということがほとんどで、市はそれに縛られて動き出してくれることもありますが、それですら市長の意識の問題で、公文書管理条例などは制定するよう市議会が要望したのにも関わらず、作られないままで、公文書管理も不十分です。それを指摘し、今年度は公文書管理に関する陳情も出されましたが、これも多くの市議は反対し、改善させようとしないのです。私も市議一期目で驚きましたが、「白井市議会は劣化した」と複数の市民から言われても仕方ないのが現状です。
このように、市議会として内容をすぐに実現できるわけではありません。ですからせめて、内容がいいと思うのなら、上から目線で無視や却下をするのでなく、少しでも実現に近づくよう市議として賛同して後押してほしいと思います。もちろん無条件ではなく、私自身、どの陳情・請願も審査した結果、それぞれ実現させるべきと考えたので、賛成してきました。
自分の支持者だけが市民ではなく、市民全体のために動くべきなのに、市民のねがいを完全無視する態度を、私は許せません。
しかし、そういう市議も選挙でえらばれています。
ぜひ、選挙前だけチラシや宣伝で述べられている耳ざわりのいい言葉でなく、その市議がこの4年間実際にとってきた「行動」を知った上で、考えてほしいと心から願います。
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