私たち(徳本・根本)が、行事で「君が代」を歌わないわけ

市議会議員は、春には小中学校の卒業式や入学式、夏は運動会・体育祭に来賓として出ます。

するとほぼ必ず、「国旗(日の丸)」をあげ、「国歌(君が代)を斉唱」する場面があります。

けれど、私たち徳本・根本は、各自の考えで、起立して「君が代」を歌うことはしません。

今日は、その理由をお伝えします。

 

「日の丸」と「君が代」は何を意味するのか

過去に日本政府は、軍隊と一緒になってアメリカを攻撃して戦争を始め、中国や朝鮮などアジアの国々を侵略し、大勢の人々を殺しました。日本の男性たちも軍隊に入れられ、その半分以上の人は、食料の支給がなく、おなかをすかせて餓死しました。

戦争中、ほぼすべての政党が、戦争賛成の「大政翼賛会」という政党になりました。

日本共産党だけが、戦争反対と言って「大政翼賛会」に入らなかったので、政府は戦争のじゃまになる共産党員をへらすため、「治安維持法」という法律をつくりました。

この法律ができて、警察は、共産党員を逮捕し、殴ったり叩いたりして、殺してしまうこともありました。作家の小林多喜二さんもその一人です。

新聞は、本当は戦争で負けているのに、勝っている!みんな節約して戦争に協力しようと宣伝しました。とうとうアメリカが長崎と広島に原子爆弾を落とし、何万人もの人が亡くなり、今も病気に苦しんでいます。

いま、戦争はいやだと思うのが当たり前に思えますが、過去の戦争のときは、「明治憲法=大日本帝国憲法」のもと、日本は、「天皇は神様、国民は天皇の家来」で、戦いで「負けて」も「勝っている」と言い、「戦争は正しい」「外国人は敵」と言い、戦争に反対する人たちを警察が逮捕して殺し、敵の国の人を殺すのは「良いこと、えらいこと」という社会でした。

そして、過去の戦争のときに、国民が戦争に協力するように使われたのが「日の丸」でした。また、「天皇の世が永遠に続きますように」という意味で歌われたのが「君が代」です。「日の丸」と「君が代」は、戦争のシンボルでした。

いま、ドイツの学校でナチスの旗をあげるでしょうか?

では、他の国はどうでしょうか。同じ第二次世界大戦のとき、ヒトラーが党首であった、ドイツの政党ナチスは、「ドイツ人がえらいのだ」と言って、ユダヤ人の人たちを敵とみなして大勢殺しました。ドイツ国民は、今でもそれを反省し、ナチスの旗をあげることはできないし、ヒトラーのポーズをすることもしません。

一方日本では、「日の丸は国旗、君が代は国歌」だと決める法律を作りました。

日本では、他の国を侵略したシンボルである「日の丸」を使いつづけ、「君が代」を歌い、侵略戦争を後押しした靖国神社に、今でも一部の政治家がお参りします。

侵略された国の人たちは、これを見て、どう思うでしょうか。「日本は、私たちの国を侵略して、大勢殺したことを反省していない」と、怒りをおぼえるのではないでしょうか。

いま、戦争は正しかったと考える国会議員が、「国の旗は日の丸、国の歌は君が代」と決める法律を作り、日の丸・君が代をみんなが大事にするよう広めています。

これは、ナチスドイツの旗をドイツの国旗にしているようなもので、日本に侵略された国の人たちから見れば、日本は反省していないように見えると思います。

だから、私たち日本共産党市議の徳本光香と根本あつ子は、それぞれ個人の考えとして、「戦争で亡くなった人たちを忘れない。戦争は二度とさせない」「自由と平和が一番」という気持ちから、戦争のシンボルだった「日の丸」におじぎをせず、「君が代」を歌わないという行動をとっています。

日本国憲法は、人権を無視した戦争を反省し、個人の考えと行動の自由をみとめている

けれど、大事な式で、みんなと同じ行動をしなくていいのか?と思う人たちもいると思います。そこで大事なのが、日本の憲法です。

戦争を始めて、戦争に負け、日本人は戦争したことを反省し、あたらしく憲法を作りました。

憲法9条には「永遠に戦争しない。軍隊は持たない」と書き、19条には「思想の自由(何を考えるのも自由)」と書きました。

これは、日本政府と軍隊が戦争を進めて、「国民は全員、戦争に賛成し協力しなければいけない」と、国民の考えや行動を強制したことを反省したためです。

今の日本国憲法は「戦争は二度としない」「人は全員同じでなくてもいい、一人ひとり、個人として自由にしあわせに生きていい」「国民がこの国の主人」だと宣言した、法律より上の、日本で一番重要なきまりです。

戦後80年間、日本はこの憲法を守ってきたので、自衛隊の人たちは一人も、戦争に行って誰かを殺したり殺されたりしなくてすんでいます。

最近も、アメリカのトランプ大統領が、世界のルールをやぶってイランを攻撃して、協力しろと言ってきたときも、日本は「戦争しない9条」をもつために、自衛隊を戦争に行かせなくてすみました。

世界でも、「戦争しない」と書いた憲法をもつのは日本だけで、世界の戦争に苦しむ人たちは、日本をうらやましく思っています。

世界からいつか戦争をなくし、すべての問題をとことん話し合って解決する世界にするために、日本の憲法は宝もののような存在だと思います。

ところが日本には、歴史の事実を正しく見ようとせず、「過去の侵略戦争は正しかった。日本は負けていない。もう一度、戦争できる日本、戦争で儲ける日本にしたい」と考える人たちがいて、高市首相も、過去の侵略戦争を正しかったと考え、日本を戦争する国、核兵器をもちこめるようにしたいと思っている一人です。

2015年、安倍首相が、安保法制(戦争法)という法律を提案し、いま起こっているように、たくさんの人が戦争反対のデモや集会をして、国会でも反対の声があがり、大勢の憲法学者も、「安保法制は憲法違反だ」と言いましたが、それ無視して、むりやり作られました。

私はこのとき、「戦争する日本に生きていたくない」と思い、平和をまもる活動を始めました。

その後、国民に重要なことを隠す「秘密保護法」や、戦争に反対すると逮捕された「治安維持法」の現代版といわれる「スパイ防止法」を提案している政党があります。政府が何かを隠したり、はむかう人を逮捕したり、外国の人、女性、障がい者、こどもをないがしろにするとき、それは政府が戦争に近づいているときです。

こうした動きを危険だと思う人たちがつくった「戦争のつくりかた」という絵本と、動画もあります。また、政府がまた戦争しようとしていると心配した人たちが、いま、全国でペンライトや自分で作った「戦争反対」のプラカードを持ち、国会前や街かどで、平和をまもろうと声をあげています。

「戦争のつくりかた」アニメーションプロジェクト-What Happens Before War?-

 

「日の丸」「君が代」の政治利用がまた始まった?ふたたび戦争に近づく日本政府

最近、自民党の党大会で、政治活動を禁止されている自衛隊員が、自衛隊の制服を来て「国歌斉唱」をしたことが問題になりました。

自衛隊は軍隊ではありませんが、武力をもつ組織です。自衛隊はどの公平な組織で、ひとつの政党の宣伝に使われるようなことがあってはいけないのに、自民党という一つの政党の党大会で「君が代」を歌い、盛り上げたことは、大問題です。

なぜなら、とくに、過去に軍隊と政府が一体になって戦争を行った日本では、政治家など自衛隊員で無い人が、自衛隊をコントロールしなければいけないからです。コントロールする側が、自衛隊を自分の党のために利用して、喜んで写真を撮っているのは、過去の戦争を反省していない証拠です。

けれど、高市首相も小泉防衛大臣も、「問題ない」と言って、テレビもそれを報道し、誰も責任をとっていません。

「日の丸」を壊した人を罰する「国旗損壊罪」の法案提出、昔の治安維持法のように国民も監視るう「スパイ防止法」案など、戦時中のようなことが起こっていると、私は感じています。

このようなときだからこそ、みんな同じように政府に従えばいいというのではなく、自分で考え、個人の自由を守ることが、平和のために大切ではないでしょうか。過去のこと、憲法のことをぜひ、一緒に考えませんか。

みなさんは、憲法をぜんぶ読んだことがあるでしょうか。私は初めて読んだとき、「こんなことも憲法のおかげだったのか!」とおどろきました。

憲法のわかりやすい動画や絵本もありますので、ぜひ、私たちの自由な生き方をみとめた憲法を読んでみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。